旅するボードゲームブログ

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ミステリー小説からインピスレーションを受けたボードゲーム「木曜日だった者」

 

どんなゲーム?


 

ゲーム概要

プレイ人数 1~4人

プレイ時間 40分

対象年齢 12歳から

 

「木曜日だった者」はロンドンを舞台に、プレイヤーはアナキスト、警察、怪しい中立勢力の代表者となってエージェントを潜入させることで各所で発生するアクシデントを解決していくことを目指します。

 

G・K・チェスタトンの同名の小説をテーマにした正体隠匿、陣取り系のボードゲームになります。

 

 

ゲームを始める前に


このゲームでは各プレイヤーが1つの勢力を担当します。各勢力は置かれたコントロールキューブの条件を満たしていればその地域を支配することができます。(複数のプレイヤーが同時に1つの地域を支配することもあります)支配する地域を1番多くすることがこのゲームの目的です。

 

また各プレイヤーが月/火/水/金/土/日のいずれかのエージェントを他のプレイヤーに非公開で1つ担当します。ゲーム終了時にどのエージェントかを公開し、プレイヤーが支配する地域が同数だった場合、担当するエージェントの監視数値がより低いプレイヤーがゲームの勝者になります。

 

ゲームの流れ


 

このゲームはゲーム時間で2ヶ月か3ラウンドが終了するまで続きます。各プレイヤーは下記の手順で自身のターンを進行します。

 

①ダイスを振る

2個のダイスを振ってこの手番で供給される道具を決めます。ダイスの出目は「突入」にも使用します。

 

②エージェントの移動
カレンダートラックの日付を確認してその曜日に対応するエージェントをミッションスペースこ白い線に沿って1~4マス移動します。このとき時計周り/反時計回りのいずれか1方向で進めます。また移動開始に同じマスにいる他のエージェント1人を連れて行くことができます。

 

③日付ディスクの移動
このターンにエージェントを移動させたマス数分、日付ディスクを移動させます。2月のみ28日でディスクを裏返し、残りのマス数を1日から移動します。

 

④突入/潜行

・突入
移動を終えた地域に表側で存在するミッションカードの属性が揃っている場合はそのミッションカードを達成することができます。ミッションカードの達成はダイスの出目とエージェントの属性のいずれかが揃っていれば達成できます。

 

ダイス1個+ダイス1個orエージェントを1つの好きな属性に変換できます。(既にミッションで利用したダイスは使用できません)また"闇の中の光"カードがあれば裏返しで好きな属性1つとして使用できます。

 

ミッションカードを達成すると以下の処理を行います。

- 公開されているイベントカードの1枚の獲得します。
- 勢力報酬に該当するコントロールキューブをその地域に1個配置します。
- ミッションカードに表示されている監視レベル分、その地域にいるエージェントの監視数値を上げます。

 

・潜行

"光の中の闇"カードを使用することで1~2個の能力を使用します。

-エージェントを移動させた先のマスにあるコントロールキューブを1個隣接する2つの地域のいずれかに移動します。(3つコントロールキューブのある地域へ移動できません)

-エージェントを移動させた地域にあるエージェント全ての監視数値をそれぞれ2ずつ下げます。

 

日曜日/木曜日

日曜日(アナキストの代表)、木曜日(警察の代表)はそれぞれ白と黒のミープルコマになっており、対象のコマがいる地域で突入を行う場合特殊な効果の処理を行います。

 

○日曜日(白いミープル駒)
突入を行った場合、ミッションカードの表示に関係なく白いコントロールキューブを1個配置できます。ラウンド3では追加でさらに1個白いコントロールキューブを配置できます。

●木曜日(黒いミープル駒)
突入を行った場合、ミッションカードの表示に関係なく黒いコントロールキューブを1個配置できます。ラウンド3では追加でさらに1個黒いコントロールキューブを配置できます。また、白いコントロールキューブを配置するミッションカードで木曜日のコマが配置している場合、代わりに黒いコントロールキューブを配置できます。

 

ゲームの終了


 

誰かのターン開始時に盤面にミッションカードが1枚以下のとき、ラウンドを終了し、次のラウンドのミッションカードを配置します。3ラウンドが終わるか、カレンダートラックが3月を終えるとゲームが終了します。

 

全プレイヤーは秘密のエージェントを公開します。その後、各プレイヤーは支配した地域の数を確認します。最も多い数の地域を支配したプレイヤーがゲームの勝者です。

 

もし、同数だった場合は該当するプレイヤーの中でエージェントの監視指数が最も低いプレイヤーが勝者です。監視指数も同数だった場合はその中で獲得したイベントカードが1番多いプレイヤーが勝者になります。

 

ソロプレイのルールも収録しており、1人で遊ぶことも可能です。

 

ゲームマーケット2023春にて販売しました


gamemarket.jp