どんなゲーム?
ゲーム概要
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 45分
対象年齢 10歳から
「空島の商人」は空島の商人となったプレイヤーが空島タイルを配置しながら、それぞれの島に商館、塔、港を建てていくことで得点を集めていくタイル配置、陣取り系のボードゲームです。
ゲームを始める前に
・プレイ人数に応じた枚数の空島タイルをよく混ぜて裏向きの山札にします。タイル4枚分が繋がったものは初期タイルとなり、表向きでテーブル中央に配置します。
・塔コマ、港コマ、資源キューブを種類ごとに分けて各プレイヤーの手が届くところに置きます(サプライと呼称します)。
・プレイヤーが担当する色を決めて、その色に応じた商館コマを全て受け取ります。1個の商館コマを得点ボードの0点の位置に配置します。
・各プレイヤーは初期手札として、空島タイルを2枚引きます(他のプレイヤーには見せないようにします)。
スタートプレイヤーを決めたらゲームを開始します。
ゲームの流れ
このゲームでは各プレイヤーが時計回りで手番を行い、全員が計10回の手番を終了するとゲームが終了し、最終得点計算に移ります。
手番では下記の①〜⑥の手順で進めていきます。
①入荷
自身が置いている港付き商館の空島タイルに表示されている飛行船の色によって資源か勝利点を得ることができます。最初の手番では何も起きません。
②空島タイルの配置
手札の空島タイルのうち1枚を既に配置された空島タイルに繋がるように配置します。このとき以下のルールを守ってください。
・1辺が一致するように空島タイルを配置します。タイルの頂点が2箇所以上合うように配置します。
・空島タイルを重ねて配置することはできません。
・島と島、空と空の絵柄が一致するように配置します。
・タイルを配置する中で内側に空洞ができる配置をしても問題ありません。
⎔島についての呼称
ひとつなぎの島
空島タイル内にある島を呼称します。複数の空島タイルで繋がった島もこちらにあたります。
閉じた島
空島タイルを繋げる中で空か空洞で囲まれた島を呼称します。
上記はいずれも最終得点計算に関わります。
③資源の獲得
手番プレイヤーは配置した空島タイルに表示された飛行船の色から同色の資源(緑なら勝利点)を得ます。このとき辺で接している他の飛行船の資源と勝利点も得ることができます。
タイルを廃棄していた場合は廃棄したタイルに表示された飛行船の資源(勝利点)のみを得ます。
④建設
手番プレイヤーは持っている資源を使用して建物を建築することができます。建物は商館、塔、港の3種類があり、各色のキューブを1個ずつ支払う必要があります。
商館
-新たに配置したタイル以外のタイルにも配置することが可能です。空島タイルの島部分に配置することができます。
-各タイルに配置できる商館は原則1つのみですが、タイル内で島が分断されている場合は配置されていないほうの島に配置することができます。
塔
-既に商館と塔が配置されているひとつなぎの島に配置することはできません。自分の商館の横に配置することができます(塔付き商館と呼称します)。
-新たに配置した空島タイルによって、ひとつなぎの島に2つの塔が存在する場合があります。
-塔を配置したときに、ひとつなぎの島にある全てのプレイヤーの商館の合計数に等しい勝利点を得ます。
港
-既に配置された自分の商館の下に港コマを付けて配置することができます。港コマが配置された商館コマを「港付き商館」かつ「塔付き商館」にすることも可能です。
⑤在庫処分
同じ色の資源3個をサプライに支払うことで任意の色の資源1つを得ることができます。この交換は資源がある限り複数回行うことができます。その後、手元に資源が4個以上ある場合は手元に資源が3つになるように資源をサプライに戻します。
⑥手札の補充
山札から空島タイルを1枚引きます。山札がない場合、補充はできません。
ゲームの終了
全てのプレイヤーが10回ずつ手番を行うとゲームが終了します。それぞれのひとつなぎの島に置かれた商館の数と種類を確認します。
各プレイヤーは置かれた商館と種類によって影響力を数えていき、1位と2位のプレイヤーが得点を獲得します。
影響力の数え方
◼︎商館、港付き商館…影響力1
◼︎塔付き商館...影響力2
影響力1位、2位の得点
単独1位のプレイヤーはひとつなぎの島を構成する空島タイルの枚数×1の勝利点を得ます。2位のプレイヤーは1位の勝利点の半分(端数切り捨て)を得ます。
もし閉じた島だった場合はタイルの枚数を2倍にして計算します。
1位が複数いる場合は1つ順位を下げた勝利点を各プレイヤーが獲得します(2位のプレイヤーは勝利点を得られません)。
2位が複数いる場合、影響力が0の場合はどちらの場合も勝利点が発生しません。
合計点が1番高いプレイヤーがゲームの勝者です。
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